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『アクダマドライブ』の元ネタたち!

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2021/01/11 14:42

小高和剛

ゲームクリエイターの小高です。

映画に関するVログです。

アニメ『アクダマドライブ』を観てくれた人は知っていると思うのですが、『アクダマドライブ』では、各話のタイトルを…

80年代~90年代の映画タイトルから引用しています。

これは、今作のプロデューサーである富永と僕とが、日本大学芸術学部映画学科監督コースの同期であり、お互いその年代の映画が大好きで、そこにインスパイアされたアニメ作品を作ろうと思ったのが、『アクダマドライブ』のきっかけだからです。
作品の方向性というかカラーを決める会議の時も、たくさんの映画のタイトルが飛び交いました。
田口監督にもそれらの映画をたくさん観て貰ったと思います。(多くはすでに観ている作品でしたが)
そして、せっかくだから各話のタイトルを、映画タイトルから引用しようということになりました。
こういうお遊びの所に、意外と作品の思想が宿ったりするので、僕は大喜びです。

そして、選ばれた映画のタイトルは、僕からしたら「どれも名作ばっかだなぁ! 超最高!」という作品ばかりなのですが、実はいずれも20年以上前の作品だったりするので、知らない人も多いかもしれません。
なので、その中でも特にお気に入りの映画たちを、簡単に紹介していきたいと思います。

ずばり『アクダマドライブ』の元ネタたちの紹介です!!

『SE7EN』

『アクダマドライブ』第1話のタイトルです。
デヴィッド・フィンチャー監督を一気に世に知らしめ、ブラッド・ピットのスターダムを確実なものにした、サイコスリラー作品ですね。
とにかく、ブラッド・ピットがカッコイイ作品なので、それだけでも一見の価値ありですが、内容はなかなかに重いです。でもブラッド・ピットがカッコイイです。
今作はそれまでのサイコスリラーと違って、簡単に言えば、スタイリッシュなサイコスリラー作品で、その切り口がかなり斬新でした。
この作品が公開した後、世界でも日本でもスタイリッシュなサイコスリラーものの作品が次々と生まれます。
それだけ、世に影響力を与えた作品とも言えますね。

忘れちゃいけないのが、この『SE7EN』の後で、同じくデヴィッド・フィンチャー監督とブラッド・ピットで作った『ファイト・クラブ』の存在ですね。
これまたスタイリッシュなサイコスリラー作品で、それに加えてバイオレンスをオフビートなブラックジョークに昇華させているノリが、まさに90年代クライム映画って感じで、頭おかしくて、サイコーです。
初めて観る人は、もしかしたら『ファイト・クラブ』の方が見やすいかもしれないので、『SE7EN』より先に、そちらを観るのもいいかもしれませんね。

『RESERVOIR DOGS』

これは『アクダマドライブ』第2話のタイトルですね。
僕が敬愛してやまないクエンティン・タランティーノ監督の商業デビュー作です。
タランティーノ監督作品で有名なのは『パルプ・フィクション』かもしれませんが、それも『RESERVOIR DOGS』があったからこそです。
この作品が当時の映画ファンたちに与えた影響は凄まじく、その後の90年代クライムムービーの先駆けとなりました。
そこから派生する音楽やファッション、カルチャーにも多大なる影響を与えていて、この作品がなかったら『グランド・セフト・オート』も存在していないと思います。
また、この映画の冒頭でもそうですが、タランティーノ監督は自作の中に映画音楽ネタを入れるのが大好きです。僕が『ダンガンロンパ』の中に、アニメやゲームネタを入れまくったのも、タランティーノ監督の影響です。
ちなみに、タランティーノ作品を最初に観るなら『トゥルー・ロマンス』が観やすいかもしれません。ただしタランティーノは脚本のみで監督はしてないので、独自の外連味は感じられませんが。
さらにちなみに、タランティーノ監督の次作は『スター・トレック』だとも噂されていますが…どうなるんでしょうね?

『DEAD MAN WALKING』

『アクダマドライブ』第5話のタイトルです。
上の2作品とは違って、重厚なドラマ作品です。
何しろショーン・ペンが死ぬほどカッコいい作品なので、それだけでも観て貰いたいです。
死生観や善悪などの思想は『アクダマドライブ』に通じるところがあるかもしれないです。

『ロスト・チルドレン』

『アクダマドライブ』第7話のタイトルです。
フランスのジャン=ピエール・ジュネ監督の作品ですね。
クライム映画ではないけれど、彼もまた90年代を代表する作品を数多く生み出しています。
ジュネ監督は非常に独特な映像を作ることで有名で、後に『アメリ』で日本でも大ヒットを飛ばすことになります。
まさに幻想的という言葉がぴったりな作風で、その中に残酷さやグロテスクさを匂わせているところが、とても魅力的です。
子供に見せちゃいけない童話って感じです。
また、出演する役者さんもみんな個性的というか特徴的な顔をしていて、ジュネ監督でしか醸し出せない世界観があるなと思います。
こういうのを作家性と言うんだなぁ。

『LEON』

これは『アクダマドライブ』の各話タイトルには入っていません。
まぁ、人名だから入れづらいですしね。
だけど、シナリオ会議中は、よくこの映画の話は出てきましたね。
最後まで観てくれた人ならわかると思いますが、まさに『アクダマドライブ』の最後がそんな感じしません?
ぶっちゃけ、前から監督には「観終わった後に『LEON』のような読後感になるといいなー」なんて話をしていました。
結果、お話や演出方法は違えど、まさに『LEON』のような読後感の作品になりましたよね。
そういう意味では、各話タイトルにはなっていないけど、影響を受けた作品とも言えるかもしれません。

『ユージュアル・サスペクツ』

これは『アクダマドライブ』の各話タイトルには入っていませんけど、個人的に大好きな映画です。
90年代クライム映画って、何気にラストにどんでん返しのあるものが多かったりするんですけど、その中でもこれは特筆すべきどんでん返しが用意されている作品ですね。
後に『X-メン』をシリーズとして見事に現代に復活させ、今に続くアメコミ映画ブームの火付け役にもなった、ブライアン・シンガー監督作品です。
実は『アクダマドライブ』の当初のプロットでは、この『ユージュアル・サスペクツ』ばりのどんでん返しを用意していました。
ですが、シナリオ会議が進むにつれ、人間ドラマや各キャラクターごとの心情にフォーカスを当てようという方向性になり、そのどんでん返しもカットされました。
もし当初のプロットのまま行ってたら、後半のどこかの各話タイトルが『ユージュアル・サスペクツ』になっていたに違いありません。
どんなネタだったかは、ひとまず今は語らないようにして、どこかの別の作品で流用したいと思っています!

という訳で…

『アクダマドライブ』がインスパイアされた作品の数々というていで、大好きな90年代クライム映画を語ってみました。
他にも『アクダマドライブ』のタイトルにあるだけでも、『BLACK RAIN』や『BABEL』や『THE SHINING』など名作は数々ありますけど、語りだすと時間が足りないのでこのくらいにしておきます。

もし『アクダマドライブ』を観て面白いと思ってくれたら、そのルーツとも言える、これらの映画も観てみてください。
新しい趣味の扉が開くかも。

『アクダマドライブ』きっかけで、ユーザーさんの好みの幅が広がったなら、こんなに嬉しいことはありませんよ!!

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