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『ドラゴンクエスト3』の思い出。そして、僕が受けた影響。

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2021/02/11 16:47

小高和剛

ゲームクリエイターの小高です。

1日遅れてしまいましたが、『ドラゴンクエスト3』の発売33周年記念!
3が3つも並んで縁起がいいですね!
という訳で、当時の思い出を語ります。

1988年2月10日、『ドラゴンクエスト3』が発売されました。

小高少年が小学校3年生の時です。
僕ら世代にとって、週刊少年ジャンプと『ドラゴンクエスト』シリーズは切っても切れない関係にあります。
『ドラゴンクエスト』の情報は、いつも週刊少年ジャンプを通して知りましたし、なんと言っても、当時『ドラゴンボール』を連載していた、ジャンプの看板漫画家である鳥山明先生がキャラクターデザインをしていたゲームですからね。
僕らは毎週ジャンプを読み、そこに載っている『ドラゴンクエスト』の情報に胸を躍らせていました。

それが社会現象まで達したのが『ドラゴンクエスト3』でした。

この『ドラゴンクエスト3』こそが、僕にとっての最初の『ドラゴンクエスト』でした。

『ドラゴンクエスト1』は、友達のお兄さんがプレイするのを後ろで見ていただけでした。
まだ冒険にすら出ていません。
そして、『ドラゴンクエスト2』では、友人から借りたソフトでプレイしました。けどクリアできませんでした。後半のダンジョンが難しすぎたのです。
冒険は、道半ばで頓挫しました。

そんな僕が遂に、自分の力で冒険の旅に出ようと決心したのが『ドラゴンクエスト3』でした。
男の子が男を目指し始める年頃、それが小学校3年生なのです。(知らないけど)

毎週ジャンプの紙面に載る『ドラゴンクエスト3』の情報を何度も見返しては、まだ見ぬ旅に思いを馳せながら、今か今かと発売日を待ちわびていました。

そんな中、発売直前になると、うっすらと「朝早くから並んだ方がいいらしい」という噂が流れるようになりました。
どうやら『ドラゴンクエスト2』の発売の時も、そういう列ができていたらしいのです。

なるほど、冒険はそこから始まっている訳か!

冒険者に相応しいか試している訳だな!

僕は友人達と相談して、開店10時のデパートに朝7時から並ぶことにしました。

そして当日。
朝6時過ぎに、僕は1人で家を出ました。
当時9歳の少年にとって、早朝に1人で家を出るというのは、それ自体も初めての冒険でした。

しかし、デパートに到着した頃には、すでに長蛇の列。

聞けば、前日の夜からすでに並び始めていたらしいではありませんか。
「無理だ。9歳が前日の夜から並ぶのはさすがに無理だ…」
そんな敗北感を抱いた僕らは、とりあえず列に並んだものの、列はデパートを2周するほどの長さで、その見たこともない長さに、僕らは不安になります。

「これ、買えるのかな?」

さらに当時は、今ほど店員さんのホスピタリティが良い時代ではないので、店員さん達がデパートに到着したのは、開店1時間前でした。
その時点で、僕らはすでに2時間ほど並んでいることになります。
すると不安は的中。
カウントを始めた店員たちさんによって、僕らの遙か前で、列は打ち切られることになりました。

「え? 買えないの?」

慌てた僕らは、近所のおもちゃ屋さんめがけて、大急ぎで移動しました。
そこでも長い列を作りました。
すると、しばらくして、それを見つけた店長さんが一言。

「ウチは常連さんの予約だけだよ!」

僕は、そこで始めて“予約”というシステムを知りました。
そんな卑怯な手(ではない)によって、小高少年の冒険は、始まることなく終わったのでした。

でも、それから半年後。

僕はようやく『ドラゴンクエスト3』のソフトを手に入れることができました。
もう嬉しかったですね。
毎回ゲームをプレイし終えた後は、ソフトを包むビニールにちゃんとしまっていたし、いつも枕元に置いて寝てました。

とにかく『ドラゴンクエスト3』の冒険の旅は、何から何まで新鮮でした。

広大な大地に立った瞬間に流れ出す壮大な音楽。
父であるオルテガから勇者を引き継ぐストーリー。
ジパングをはじめとする、色とりどりな世界地図。
ラスボスなのに、あまりのカッコ良さに震えたゾーマ。
すべての冒険が、ドキドキとワクワクに満ちていましたが、その中でも僕の心を大きく揺り動かしたのが、そのエンディングです。

それまでの『ドラゴンクエスト』シリーズを知っていたからこそのエンディングに、当時の僕はとても衝撃を受けました。

なんて見事な3部作なんだ!と。

僕が3部作というものを特別視し始めたのは、『スター・ウォーズ』でも『インディ・ジョーンズ』でもなく、『ドラゴンクエスト』シリーズからでした。
結果、自分で作った『ダンガンロンパ』がシリーズ化されるようになった時、これも3部作までは作りたいと思うようになりました。

余談ですが…

『ダンガンロンパ』シリーズは、2つの3部作というコンセプトで作りました。
3作目めが、アニメ『ダンガンロンパ3』と、ゲーム『ニューダンガンロンパV3』とで枝分かれしてて、どちらの3作目に進むかによって、前の2作品の感想も変わるというものです。
アニメ『ダンガンロンパ3』で終わるか、ゲーム『ニューダンガンロンパV3』で終わるかで、まったく別の『ダンガンロンパ』シリーズになるという仕組みなんですが…

なんで、こんな面倒くさいことをするんでしょうね!(笑)

まぁ、とにかく、この「前2作品の積み立てがあるからこその3作目での驚き」という考え方は『ドラゴンクエスト』シリーズから学んだと言っても過言ではありません。
そういう意味で、僕は『ドラゴンクエスト』から非常に影響を受けている訳ですが、それは当時の子供達はみんなそうでしょう。

だって『ドラゴンクエスト』のお陰で、買うまでの道のりも含めて、見たことのない数々の冒険の旅に出られたんですから。

ゲーム
ゲーム大好き

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