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10年後のゲーム業界はこうなっている!!

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2021/02/28 15:59

小高和剛

ゲームクリエイターの小高です。

未来のゲーム業界がどうなっているか調査してきましたので、それについて語ります。

ご存じの通り、現在のゲーム業界は過渡期です。

というか、ずっと過渡期です。
言い換えれば、進化し続けているのです。

ゲーム実況がますます盛んになったこともあり、オンライン対戦型のゲームがすっかり主流になりました。
ソーシャルゲームやスマホゲームは根付き、次世代機も発売され、サブスクのサービスも増えています。
インディーゲームが台頭する一方で、AAAタイトルの予算はどんどん増えていき、二極化が顕著になっています。

今後の流れを予想するのが、なかなかに難しい状況です。

果たして、未来のゲーム業界はどうなってしまうのか?

それは開発者だけではなく、ユーザーの皆さんも気になっているに違いありません。

そこで、僕がそんな皆さんのために、一肌脱ぐことにしました。
特技であるタイムスリップを使って、10年後の日本にタイムスリップし、それを調査してくることにしたのです。

さっそく、僕は大手家具店に行くと、ほどよい学習机を買い、全裸になって引き出しの中へと飛び込みました。

そのまま亜空間を泳ぐように進み…

遂に、10年後の日本にやって来ました。

亜空間から飛び出した僕は、ターミネーターばりの全裸で片膝をついた状態で、着地しました。

あたりを見回すと、どこかの店内のようです。
薄暗い照明に、シックな装飾。カウンターだけの席。
どうやら、未来のバーのようでした。
女性「きゃああああ!」
背後から女性の甲高い悲鳴が聞こえました。
振り返ると、若い女性のバーテンダーさんがひとりで立っています。
アサシンクリード好きの僕はとっさに、彼女に襲いかかりそうになりますが…

いや、待てよ?
過去から来た僕が、未来の人間を殺せば、時空が乱れるかもしれない。
タイムパトロール隊の連中を相手にするのは、なかなかに骨が折れるぞ。
そんな時、彼女は意外な言葉を口にしました。

バーテンダー「あれ? もしかして…トゥーキョーゲームスの小高さんですか?」

なんと、その女性バーテンダーさんは僕のことを知ってくれていたのです!

バーテンダー「実は、私って昔からゲームが大好きで…特にファミコンとかレトロゲームが好きなんです。『クレイジータクシー』とかも得意なんです。それに…この仕事を始める前は、ゲーム開発の仕事もしていたんですよ」

なんと! こんな偶然があるでしょうか!
これはチャンスです。
さっそく未来のゲーム業界がどうなっているのかを彼女に取材しましょう!

ただ、全裸のままインタビューという訳にもいかないので、彼女の予備の下着を拝借した後で、質問を開始しました。

小高「えーっと、いまって2031年ですよね? コロナとか東京オリンピックはどうなりましたか? ところで、この下着、凄く着心地が良いですね。素材も僕の好みだし、サイズ感も僕にピッタリですよ!」
バーテンダー「東京オリンピックですか…懐かしいですね。コロナもあの頃はすごく大きな問題になりましたよね。で、それがどうなったのかについて語ると…」
彼女は僕にそっと耳打ちをしました。
僕は驚きのあまり、思わず硬直してしまいました。
小高「ま、まさか…そんな展開になるなんて…! クッ…前もってそれを知っていれば…!」
歴史を改変してしまう恐れがあるため、ここでは深く語らないことにします。

それでは、10年後のゲーム業界の話に戻りましょう。

小高「では、未来のゲーム業界の話を聞かせてください」
バーテンダー「ゲーム業界は…すっかり変わってしまいました。あなたの知っているゲーム業界とは、おそらくもう別物でしょうね」
小高「ぐ、具体的には…? 今もソーシャルゲームとかスマホゲームが主流なんですか?」
バーテンダー「スマートフォン! 懐かしいですね! みんな持ってましたよねー!」
小高「もうそのレベルで違うんだ……でも、家庭用ゲームはまだ残っているんですよね?」
バーテンダー「もちろん残ってますよ。先月、最新のワンダースワンが発売されたばかりですしね」
小高「ワンダースワン!? 復活してるんだ!?」
驚き以上に嬉しかったので、このインタビューが終わったら、さっそく買いに行こうと思いました。

小高「ともかく、家庭用ゲーム機はまだ残っているんですね、それは良かった」
安堵する僕に、彼女は言いました。
バーテンダー「残ってはいますけど…想像通り、コンシューマーゲームを取り巻く環境はとてもきびしい状況です。特にストーリーがメインのゲームは、ビジネス的にもかなり苦戦していますね」
やっぱりか、と僕は思いました。
小高「やっぱりそうですよね…いや、僕も最近は色々考えてしまうんです。時代の流れに合わせて、実況向きのゲームを作った方が良いのかなとか迷ったりして…」

その時でした。

突然、バーテンダーさんが僕の頬を平手打ちしたのです。

小高「…え?」
驚く僕に、バーテンダーさんが言いました。
バーテンダー「あなたは何を言っているのですか? 思い出してください。あなたはどうしてゲーム開発を自分の一生の仕事にしようと思ったんですか?」
小高「そ、それは…」
バーテンダー「あなたは自分が好きなゲームを自分の手で生み出したいんでしょう? 大ヒットよりも深く心に刺さるようなゲームを作りたいんでしょう? それがやりたくてゲーム業界に入ったのでしょう? だったら、世の中の流れなんて関係ない。ゲーム業界がどう変わろうと関係ないはずです。逃げずにとことん勝負してみなさい。自分のやりたいことを貫きなさい!」
小高「自分の…やりたいことを…」

バーテンダー「ゲーム業界がどうなるかはあなたたち次第です。あなたたち開発者が誇りを持って素晴らしい作品を作り続ければ、ゲームは廃れない。まだまだゲームにはあらゆる可能性があるわ。その可能性を広げ続けていけば…この未来だって変わるはず。私だってずっとゲームを作り続けていられたかもしれないわね」
寂しそうに言う彼女の顔に、なんだか僕は見覚えがあるような気がしました。
小高「あの…あなたはいったい誰なのですか? 僕はあなたと会ったことがありますか?」
バーテンダー「一つだけ教えるとしたら…未来の整形技術はすごいのよ」

そこで、僕はようやく気がつきました。
いや、そもそも下着のサイズがぴったりだった時点で気付くべきでした。
そして、彼女が古いファミコンやレトロゲームが好きで、『クレイジータクシー』が得意だと言った時点から。

そう、そのバーテンダーさんは10年後の僕自身だったのです!

ゲーム業界を辞めて女性バーテンダーに転身したという、未来の小高和剛だったのです!

バーテンダー「あなたには…私のように諦めて欲しくない。だから…未来を変えて。あなたがゲーム業界に飛び込んだ時の気持ちを、いまこそ思い出すのよ」
小高「あ、あなたが本当に未来の僕なら…最後に教えてください! 僕はこの後どんな作品を作れば良いんですか!? 何が正解なんですか!?」
すると、彼女は言いました。
バーテンダー「正解なんてないわよ。だからゲーム作りは面白いんじゃない」
彼女はふっと微笑みました。
それはどこか儚げで…けれど満足げな笑みでした。

その笑顔を見た直後、僕は気を失いました。

その後、現代に戻って来た僕は決意を固め直しました。

そうだ!
僕は自分が作りたいゲームを作るだけだ!
深く心に刺さるようなゲームを作ってみせる!
僕は今まで通りに自分の道を突き進んでやる!

そんな決意とともに、未来の自分から授かった勝負下着を着用した僕は、再び戦場へと戻っていきました。

ゲーム開発という名の戦場へ…

ゲーム

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