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『夜桜さんちの大作戦』の主題歌を作らせて頂きました!

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2021/03/04 20:00

近藤圭一

作曲家

『夜桜さんちの大作戦』の主題歌を、オフィシャルプレイヤーとなった私、近藤圭一が作詞作曲を担当致しました!

皆様、初めまして!

作曲家の近藤圭一です。

僕は普段主にJ-Popで作詞作曲編曲のお仕事をしています。

この度、ご縁がありまして週刊少年ジャンプに連載中の権平ひつじ先生の作品「夜桜さんちの大作戦」のPVで音楽を担当させて頂きました。

PVはこちら!

それに併せて、こちらで4週にわたり楽曲の制作過程などをお見せしていこうと思ってます。

今週はどのような視点でこの曲を制作したのかや、大まかな構成など解説してみたいと思います。

最初に担当編集の方との打ち合わせで出てきた方向性は、

「兄弟姉妹のキャラクターを引き立てたい」「わちゃわちゃ楽しい感じ」「夜桜家の家族愛、絆、一体感」


などなど。

また、僕が以前提供させていただいた日向坂46「青春の馬」のラストサビのような転調感(転調については後程)も欲しいといった話もありました。

楽曲解説

イントロパート

まずイントロは、掟破り(?)の全ユニゾン。
普段であれば、ハモリパートなど付けたくなるところですが、ファミリーで一丸となって戦う感じを出したくて、あえて勇気を出してオクターブ含め、オールユニゾン(全楽器ユニゾン)にしました。
エンディングは、折り返し部分とかにカウンターメロディ(別のメロディー)を入れても良かったのですが、ここも勇気のオールユニゾンです。

Aメロ Rapパート

Aメロは個性豊かな各キャラクターにフォーカスして歌詞を書き、それに寄り添うようにアレンジしてみました。
よーく聴くと、キャラクターに合わせた音が入ってますので、ぜひそこも注目して聴いてみてくださいね。

  • 凶一郎は「シャキン」と言う鋼蜘蛛の音。
  • 二刃は合気道と柔術の達人ということで、ピアノが滑らかに演奏。
  • 辛三は武器のエキスパートなので、銃の音や、攻撃感を出すため、ピアノ、ギターにあえて不協和音を弾いてもらったり。
  • 四怨はゲームっぽい音。
  • 嫌五は変身する感じの和音、コード進行、メロディ。
  • 七悪は毒や、化学のスペシャリストなので、毒っぽい(?)感じでラップ。

みたいな感じで、激しい変化でわちゃわちゃ感を表現してみました。
あと、ここのメロディが主にマイナーペンタトニックという和を感じさせる音階で構成されていて、夜桜の感じも滲み出てるのではないかと思ってます。

※以下出てくる譜面はコード譜といい、演奏するコードを指定している譜面になります。レコーディングではこういった譜面(場合によってはリズムの指定もあり)を用いて、ピアニストやギタリストなどのミュージシャンとコミュニケーションを取ります。

Aメロ Rap

Bメロパート

Bメロでは太陽の六美に対する、想い、誓い、家族愛を表現。
「君へのこの誓いは」のところで三拍子(ワルツ)になりますが、歌詞で太陽の誓いを表現するのと同時に、六美の当主の感じ(ちょっとお姫様の感じ)をアレンジで出してみました。

Bメロ

Cメロパート

Cメロ(サビ)は全員で共通の敵タンポポと戦うイメージで、一体感、疾走感が出てるんじゃないかな、と思ってます。

Cメロ

また、この曲ってAメロ、Bメロ、Cメロでそれぞれ調(キー)が変わっているんですよ。(これを転調と言います)

  • イントロ、Aメロ=Gマイナー
  • Bメロ=Bbマイナー
  • Cメロ=Dメジャー
  • エンディング=Gマイナー

調(キー)が変わっているの気付きましたか?

転調については以下専門的になりますが、解説してみます。
ご興味あれば読んでみてください。
(少し難しいので、興味ない人は読み飛ばしてください!)

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AメロからBメロは短三度上への転調。
BメロからCメロは半音上への転調となります。
(CメロはDメジャー=Bマイナーなので、BメロのBbマイナーから見て半音上転調と解釈しました。)

転調してるのにスムーズに聞こえると思うのですが、そこにはちょっとした仕掛けがあって、Aメロ〜Bメロの間は七悪のラップパートが緩衝材の役割を果たしてます。
また、Bメロのメロディが、休符で始まってますので、そこも歌い手が歌いやすいように工夫もしてます。
(休符から入ることで、歌い手が新しい調を認識してから歌い始められるからです)
ラップパートで緩衝材を入れた後、Bメロが休符で始まると言う流れですが、これがラップパートも休符も無しだと(メロディにもよりますが)もっと段差が生まれる気がします。

またサビの半音上転調ですが、この曲では少し変則的ですが、Dbメジャー→Dメジャーのようなストレートな半音上転調はJ -Popで最後のサビの繰り返しなどで良く聞かれますね。
日向坂46「青春の馬」のラストサビも同様ですが、聴いていただくと、「あーこれか!!」となると思います。

突然転調してるので、青春の馬のようにもっと「転調しました!」感が出る気もするのですが、今回の曲では、Bメロ最後の「ずっと永遠」の「遠」のメロディ(Ab)からサビ頭のLet’sGoのメロディ(A)に転調と一緒に半音上がって行くので、スルッとスムーズに聞こえるんだと思います。
これが跳躍するメロディだと歌うのが難しそうですし、繰り返しのメロディだともっと「転調しました!」と言う、段差のある感じになると思います。
(スムーズなのも段差があるのも、それぞれの良さがありますよね。)

転調以外にも、理論的な解説は色々書けるのですが、長くなりそうですので、今回はこの辺で。

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このように楽曲制作してみましたが、皆さんの印象はどうでしたか?

僕は今回の制作を通じて夜桜さんの作品がより大好きになり、一つ一つの音に想いを込めて、色を付けていくように、曲を作っていきました。
それはとても楽しい幸せな時間でした。
ありがとうございました。

この曲が「夜桜さんちの大作戦」の魅力をお伝えする一つのきっかけになれていたら、とても嬉しく思います!

どんどん面白くなってきている夜桜さんの今後の展開を、皆さんと一緒に楽しみに待ってます!!

次回以降は実際にどういった流れで制作を進めていったのか、動画も交えつつお伝えしてしていきたいと思います。

ではまた!

Vジャンプレイ
夜桜さんちの大作戦
作詞作曲
近藤圭一
連載

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