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『夜桜さんちの大作戦』の主題歌制作:編曲(アレンジ)編

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2021/03/18 18:00

近藤圭一

作曲家

作曲家の近藤です。

夜桜さんちの大作戦PV「「DA・DA・DA DA・I・SA・KU・SEN」の楽曲解説。三回目は編曲(アレンジ)について書いていこうと思います。

これまでの楽曲がどのような工程で作られたかは、第一回、第二回の連載も併せてご覧ください。
一般的な楽曲制作の進め方などについても書いてます。

第一回:楽曲概要編

第二回:作詞作曲編

編曲

今回は編曲について解説します。

作詞作曲と同様に、編曲の進め方も人によって様々ですが、僕の場合まずは前回の「Melody+Piano」の状態からスタートです。

この状態からドラムを打ち込んで、大体のリズムを決めていきます。

ドラムはそれ自体にキック、スネア、タム、ハイハット、シンバルなどたくさんの楽器が含まれますが、 J-Popの編曲の場合、それ以外にリズムのループであったり、エフェクトのかかったリズム音だったり、 逆回転させたスネアだったり、いろいろ組み合わせて作っていくことが多いです。

おおよそのドラム周りが終わったら、それに合わせてベースを打ち込みます。

今回はエレキベースの音で打ち込みましたが 、曲調によっては、シンセの音でベースを入れることもあります。

ここまでで楽曲の大体のリズムのキメ(全員で合わせるリズム)や、ブレイク(全員で止まる箇所)などが見えた状態になります。

少しアレンジが進んだ感じがしますね。まだまだJ-Popとしては何か足りませんが、この時点でなんとなく完成形は見えている状態です。

そこからさらにギター、シンセサイザーを足した状態がこちらです。
今回ギターはミュージシャンに演奏してもらうことが決まっていたので、とりあえず雰囲気をつかむため僕が仮で入れた状態です。

グッと完成に近づいて、勢いが出てきました。
さらに、ストリングス(バイオリンなど)、ブラス(トランペットなど)、効果音などを足してみましょう。

最初の「Melody+Piano」の状態から完成に近づいた感じがしますね。

これで楽曲の80%くらい完成した状態になります。

編曲の工程では音楽的に、歌詞的に、何が必要で何が不必要か、を判断していきますが、その上でこれまで出てきたキーワードの

「兄弟姉妹のキャラクターを引き立てたい」「わちゃわちゃ楽しい感じ」「夜桜家の家族愛、絆、一体感」

も意識しながら進めます。

例えば

  • イントロ、エンディングですべての楽器がユニゾンなのは「家族の一体感、絆のイメージ」
  • Aメロでリズムパターンが激しく変化するのは「わちゃわちゃ楽しい感じ」
  • 各キャラクターの個性を歌詞以外に効果音、コード進行などでも表現
  • Rapでテンポが半分になって重たくなる感じは「七悪の化学(毒)のイメージ」
  • Bメロの3拍子になるところは「六美が当主なのでお姫様のイメージ」
  • Cメロの疾走感は「一体感、敵のタンポポに向かっていくイメージ」
家族の一体感
絆のイメージ
太陽と六美
凶一郎
二刃
辛三
四怨
嫌五
七悪
六美が当主なのでお姫様のイメージ1
六美が当主なのでお姫様のイメージ2
一体感、敵のタンポポに向かっていくイメージ


などなど。

キーワードは最初の作曲作詞から、この後の工程のレコーディング、トラックダウンまで一貫して楽曲の芯(テーマ)として意識しています。


最終回となる次回はレコーディング、トラックダウンについて書いていこうと思います。

レコーディングでは僕が入れていたピアノ、ギター、メロディをミュージシャンの演奏に差し替えていきます。
レコーディング時の様子も動画で公開しようと思ってますのでお楽しみに!

ではまた!

Vジャンプレイ
夜桜さんちの大作戦
作詞作曲
近藤圭一
連載

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