バゼルギウスに夢中!
前回、相方のたっちーとともに、上位ゴシャハギ討伐のついでに神出鬼没の巨大爆撃機、バゼルギウスにもちょっかいを出した……という話を書いた。
このバゼルギウスというモンスターは、『モンスターハンター:ワールド』よりフィールドに飛来するようになった“新参組”のモンスターではあるが、その存在感と威圧感はベテラン古龍(ヘンな表現だなw)すらしのぐほど圧倒的なものがある。
俺は、この巨大モンスターと初めて出会ったときのことを3年前にも綴っているのだが、その中の印象的な部分をちょっと抜粋して紹介したい。
バゼルギウスとの邂逅を、俺は↓このように捉えていたようだ。
以下、自分の文章の引用w
◆◆◆
「あの飛竜を追う!!」
そう心に決め、ヤツ……“爆鱗竜・バゼルギウス”の痕跡集めを始めることにした。
「なるほど、“バゼルギウス”か……。……爆ぜる飛竜ハゼルヒリュウはぜるひりゅうバゼルギウス……ってことなんだろうな」
まったくそうじゃないであろうことをつぶやきながら、上位クエストのフィールドに飛び出す。すると……いとも簡単に、バゼルギウスの痕跡を発見することができてしまった。それもひとつやふたつじゃなく、たくさん……。
あの、神出鬼没の爆撃機は場所も相手も構わずに飛来し、好き放題に暴れて、あたりを焼け野原にしているのか−−。
その見境のなさと、血の通わない惨劇マシーンのような行動に、思わず身が震えた。“奮えた”のではない。ブルブルとした寒気を覚えてしまったのだ。俺の脳裏に、『モンスターハンター2(ドス)』で初めて出会ったラージャンと、『モンスターハンター3(トライ)』で遭遇したイビルジョーの姿がよみがえる。
あいつらも、掛け値なしに怖かった……。本気で、チビってしまうほどに。
でもバゼルギウスは、暴力の権化のようなラージャンとも、狩猟本能の塊のようなイビルジョーとも違う、異質な恐怖をまとっている気がしてならない。
あの、巨大な身体に無理矢理くくりつけられたかのような、小さな顔……。バランスの崩れた、異形の心霊写真を見てしまったときのような恐ろしさが、バゼルギウスからは迸っている。できることなら、あまり関わり合いになりたくない人種(?)なのだが、フィールドに現れてしまう以上は……相手になるしかないじゃないか!
◆◆◆
3年前のこのときから、俺はバゼルギウスに対して掛け値なしの恐怖……いや、どちらかというと憧れすらも含まれる“畏怖の念”を抱いていたように思う。
そう、このモンスターはただ怖いだけじゃないのだ。
そんな感情すら超越した、ちょっとひれ伏したくなるような威厳をもまとっているように感じてしまうのである。
「……ま、そんなもっともらしいことを言いつつも、狩りに行くんだけどな」
ひとつのフィールドに、ふたつの柱は並び立たない。
強者どうしが出会ってしまったなら、どちらが生態系の支配者なのか、力と技をぶつけ合って存在証明をするしかないのだ。
それが、はるかに格上のモンスターでも、
「いつか必ず超えてやる!!!」
という楔を打ち込むために、ハンターは立ち向かうしかないのである!!!
「おっしゃ!!! まだまだ装備がよわよわだけど、ソロでバゼルギウス討伐に行ってやるぜ!!!」
意を決して、俺は↓このクエストを受注した。
「“降り注ぐ爆鱗の矢”か……」
Nintendo Switchを持つ手が、汗ばむのを確かに感じた。
バゼルギウスは『モンスターハンター:ワールド』でさんざん狩ってきたモンスターだけど、いまの装備で対抗できるのかどうか、まったくもって見当がつかない。
とにかく、めったやたらとバラ撒かれる爆鱗に注意し、振り回される尻尾にも注意し、巨体を活かした体当たりにも注意し、滑空時にくり出される剛腕ラリアット(滑空して翼をぶつけてくるアレねw)にも注意して……(((( ;゚Д゚)))
「ちょ……。俺がやること、“注意”しかないやん……(((( ;゚Д゚)))」
震えながら狩猟の舞台となる砂原に降り立ち、エリア7にいたバゼルギウスのもとに駆け付けると……!!
「ひぃぃぃぃぃいいいい!!!(((( ;゚Д゚))) や、やっぱコイツ、おっかねぇぇぇええええ!!!!><」
この、小さな顔に充満する隠しようのない邪気が、心の底から恐ろしい。
素通りすれば祟られることもなかったのに、ちょっかいを出してしまったばかりにとんでもない悪霊に魅入られてしまったときのような、どうにもならない絶望感を感じてしまう。
いや、そんな悪霊に会ったことなんてないけど(当たり前だがw)、リアル世界においても人智がとうてい及ばないアンタッチャブルな事象って、あるではないですか? バゼルギウスには、それと同じ臭いを感じちゃうのよ!!!
……なんて、俺にしては珍しく学術的なことを考えながらカタカタと震えていると、ナワバリに入ってきた俺に激高したのか、バゼルギウスがいきなり動いた!!
「あ!!!!!」
立ち上がる巨体からバラ撒かれた、“爆鱗竜”の象徴たる黒い物体……。
はたして俺は、無事に砂原から帰還することができるのだろうか!?
続く!
▼前回の記事はこちら▼
『モンスターハンターライズ』
発売日:2021年3月26日(金)
対応機種:Nintendo Switch
ジャンル:ハンティングアクション
プレイ人数:1人(オンライン:1~4人)
※インターネット通信プレイ、ローカル通信プレイ対応
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