この記事を読み終わる頃には、「ゲーミングPCのパーツに関する基礎の基礎はおさえた」といっても過言ではありませんし、ゲーミングPCを買おうと思ったり、調べたりするときにどこを見れば良いのかが分かるようになっているはずです。
それでは行ってみましょう。
ゲーミングPCに欠かせない5つのパーツ
まずは、おさらいの意味も込めて「ゲーミングPCには欠かせない5つのパーツ」を振り返ります。
①CPU (シーピーユー)
②メモリ
③ストレージ
④GPU (ジーピーユー)
⑤OS (オーエス)
この5つがゲーミングPCに欠かせない要素でした。それぞれのさわりも改めて見ていきたいと思います。
①CPU (シーピーユー)
パソコンの要であり、速さの根幹となるパーツです。ゲーミングPCに限らず、パソコンの性能(強さ)の大半はCPUによって決まります。
②メモリ
作業机のようなもの。このスペースが狭い(メモリが少ないと)と、Chromeなどのインターネットブラウザでたくさんタブを開いたり、資料や写真をたくさん表示したりするとパソコンが重たくなります。
③ストレージ
データの保管場所です。ゲームを立ち上げたり、ゲームのデータを書き込んだりする場所でもあるので、保存できる容量だけでなく読み書き速度も重要となります。
④GPU(ジーピーユー)
ゲーミングPCの最重要パーツ。GPUの性能で、遊べるゲーム、画面の綺麗さなどが変わります。GPUは、グラフィックボード(グラボ)、ビデオカード、などと呼ばれることも。
⑤OS (オーエス)
パソコンを動かすためソフト、ハードすべてを管理しているシステム。
Windows 10とか、Mac OSとか、Chrome OSとかのこと。
当初見たときは何のことだか分からなかった方も、今改めて見てみると、けっこう理解できているのではないでしょうか?
おさらいを済ませたところで、ゲーミングPCのおすすめなスペック(性能)を見ていきます。もうちょっと復習をしておきたい方はこちらのリンクから、復習したいパーツを選んで読んでみてください。
ゲーミングPCのおすすめスペック
今回は、「ミドルレンジ」と「ハイエンド」の2種類を用意しました。どちらもグラフィックが綺麗な、最新のゲームが遊べる要件は満たしています。ハイエンドのほうがより高画質な設定で遊べる感じです。
■ミドルレンジ
CPU : インテル Core i5
メモリ : 16GB
ストレージ : SSD 512GB
GPU : GeForce RTX 3060
OS : Windows 10
参考価格:15万円~
■ハイエンド
CPU : インテル Core i7
メモリ : 16GB
ストレージ : SSD 1TB
GPU : GeForce RTX 3070
OS : Windows 10
参考価格:20万円強~
*参考価格は「だいたいこれくらい」という、あくまで目安です。上記以外のパーツでも価格は上下しますし、時期によっても変動します。また、価格はデスクトップの値段を載せています。ノートパソコンの場合もおすすめ性能は同様ですが値段が異なります。
「今ゲーミングPCを買うならこれくらいのスペックは欲しい」を軸にしてスペックは考えているので、買い替えを検討されている方は参考にしてください。そうでない方も、基準として頭の隅にでも入れておけばゲーミングPCの会話で役立つこと間違いなしです。
ただ、新しいCPUや新しいGPUなど、新しいパーツが発売されると内容が変わっていくので、あくまでも2021年7月時点の目安な点だけ注意です。
そして、もうひとつ注目してもらいたいことがあります。
それは、皆さん自身です。このスペック表、パソコンのことを分からない人が見たら、本当にちんぷんかんぷんな内容なのですが、皆さん普通に読めましたよね? なんなら、「ミドルレンジ」と「ハイエンド」の違いがなんとなくでも分かりましたよね?
これ、凄いことですよ。冒頭で「ゲーミングPCのパーツに関する基礎の基礎はおさえた」と言いましたが、実感がともなってきたのではないでしょうか。いや~、素晴らしい!
ゲーム以外にも役立つゲーミングPC
ここまで、これまで解説してきたものを振り返りながらまとめてきました。ゲーミングPCの理解度が上がった実感をされた皆さんには、ぜひ一度量販家電店やインターネットでパソコンをみて欲しいなと思います。
それでは!
きっとこれまでよりも情報量が多く感じ、見るのが楽しく感じられることと思います。 そして、ほかのパソコンとゲーミングPCを比べたときに、ゲーミングPCの性能の高さに驚くはず。
なぜ性能が高いかといえば、それだけゲームという作業はパソコンの中でも重たい処理だから。
そのため、ゲーミングPCは色々な処理ができるパソコンでもあります。例えば、4K動画の編集といった重たい映像編集も、写真編集も可能です。マンガを描いたり、3DCGの作成をしたり、ゲームを開発したりもできる性能を持っています。
「ゲームしか遊べない」端末だとすると高いと感じてしまうゲーミングPCですが、ほかにも色々なことができる端末だと思うと見え方も変わってくると思います。
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