ナズチのつぎは
相方のたっちーのハンターランク上げに付き合わされることになり、ソロでやったばっかのオオナズチ討伐に出掛けることになった俺。
が、いかに気心が知れているオオナズチが相手とは言え、やっぱり古龍を立て続けに狩るのはカロリーが高いので、
「と、とりあえず、オサイズチとかで慣らし運転をするのはどうかね??^^;」
と提案はしてみたんだけど……。
「ダメや!!! このナントカナズチを狩らないと、わしのハンターランク21以上が開放されないやろが!!!(怒)」
と言下に拒否され、俺は渋々とオオナズチの待つ大社跡にやってきたのであったw
でも、俺にまったくメリットがない狩猟かと言うと、もちろんそんなことはない。
古龍はハンターランクを上げるための経験値が高いし、なにより、オオナズチの素材が……!!
俺の大好きな毒属性のガンランス、
ベナムデコロンI、そしてベナムデトワレを作るのに絶対に必要ッ!!! となれば、
「うおおおおお!!!! そうだ!! そうだった!!! ベナムデコロンを作るためには、オオナズチは避けて通れない相手!!! いまから100匹狩りまくりじゃぁぁぁああああ!!!!」
突然、ヘンなものを喰って腹を壊したマウンテンゴリラのごとく暴れ出した俺を見て、たっちーが肝を潰したようだった。「うわ!! ビックリしたあ!!」。
でまあ、前回の続きになるのだが、ふたりで初めてオオナズチ討伐に向かったのである。
たっちーがオオナズチと相まみえるのは今回が……初かな? 狩場に着くなり、
「!!!?? な、なんや!!? ここにその、ナントカナズチってのいるのけ!!? わ、わしには見えないんやけど……!(((( ;゚Д゚)))」
なんて、オオナズチ大喜びの反応をしていたので初だと思うんだけど、彼女は何十回も会っているモンスターに対しても、
「うわ!!! こいつ、ヤバい臭いがするで!!!」(←ラージャンへのコメント)
「でたあああああ!!! リオレイア!!!!」(←リオレウスへのコメント)
こんな感じで、毎度毎度新鮮な体験をしているようなので、よくわからん(苦笑)。まあ、オオナズチはそこそこゲームを遊び込んでいないと出会うことはないので、十中八九は初遭遇だと思います^^;
それでも意外なことに、たっちーはいい感じにオオナズチにまとわりついて双剣を振るっていたと思う。
さらに、たびたび狩場に乱入してきたモンスターを操竜したことにより、かなり効果的にダメージを入れられた感触もあった。
「いいねいいね!! 初対面とは思えないほど、巧みに立ち回ってるやん!!」
俺がホメればたっちーも、
「キサマは余裕やな!!! でも、そういうときに限って油断して昇天するんだから、気ぃつけや!!!」
と、俺に釘を刺すのを忘れない。このへんはさすが、同じ事務所で働く同僚のチームワークと言ったところか。
しかし、釘を刺されたところで、俺の“余裕ぶっこき病”が収まるのかと言えば決してそんなことはない。
……そう、オオナズチはガンランスとの相性が良すぎるため、不治の病である余裕ぶっこき病を再発させるには格好の相手なのだよ(((( ;゚Д゚)))
「うりゃうりゃうりゃ!!!www どうだどうだ!!w ガード突きのちょうど先端に、ナズチの角があるんや!!ww これで角を折るのも超簡単!!wwww」
なんて、道を這うイモムシを棒でつつくが如く、オオナズチにガード突きをしていたんだけど……気が付けば……(((( ;゚Д゚)))
「!!!!!!!」と俺。
「はぁ!!!!!???」とたっちー。
「あ、あれ??^^; な、なんでちんだんだろボク^^; ガードしてたと思ったのに^^; フシギなことがあるもんだね^^; さすが、オオナズチ^^;;;」
俺のとぼけた言い訳を聞いて、たっちーが大爆発した。
「なにやっとんねん!!!(怒) だから言うたやないかい!!!!(怒) オメー、わしのクエストだからってテキトーこきまくりやなあ!!?(怒怒) この落とし前は、きっちり付けてもらうで!!!!(大激怒)」
あまりの剣幕に震えた俺は、さすがにそこからマジメに狩猟を展開。……こう書くと、それまで不真面目にやっていたかのように読めてしまうが、いまはそういうことを言ってるんじゃねえんだよ(どういうことだよ)。
で、その後すぐに……!
オオナズチの角を折り、
尻尾も切断し、
もう目が開けられないほど追い詰めて……!
ついに……!
よっしゃ!!! オオナズチ、見事に狩猟完了~~~!!!
「ふう。一時はどうなるかと思ったけど、なんとかなったな!」
たっちーの機嫌も、どうにか直ったようだ。
「よしよし! これでハンターランクを上げることができるな!!」
失態を棚に上げて、喜ぶ俺。これでしばらくは、たっちーもソロの狩猟に専念することだろう。
なんてことを考えながら、カムラの里に戻ってきたところ……。
たっちーが何やら、妙な格好をしていた。これは……なんの装備だ??
「なんだその、肌がむき出しの危険な格好はww それ、防御力皆無じゃねえの?w」
俺の軽薄な発言に、たっちーはつぎのように反応した。
「ふん。キサマにはさっきの落とし前を付けてもらうで。わしは密かに、双剣用の完璧装備を目指してコツコツと制作を続けていたんや。でも、そのために……“炎王龍”とかの素材を獲ってこないといけないねん」
炎王龍って……テオ・テスカトルのことじゃねえか!!w それ、たっちーはまだ行けないのでは……。
そう言いかけたところ、たっちーが機先を制して言う。
「しかし、まだわしにはそのクエストは出ていないようなんや。そこで……キサマに連れて行ってもらって、炎王龍の素材を集めまくることにする!!! オメー、もう行けるんやろ!? 連れていけや!!!」
て、テオか……w ガードができないどころか、一度もテオに会ったこともないたっちーを連れて、討伐できるんかなぁ……(((( ;゚Д゚)))
こうして、なかば強制的に、次回から“テオ編”に入ります^^;
続く!
▼前回の記事はこちら▼
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