こういうひと時を大事に……!
藤襲山の最終選別で、ド新人が対抗するには明らかにオーバースペックと思える敵、“手鬼”をついに撃破し、我が炭治郎は無事に鬼殺隊の一員となった。
原作ではここから、鱗滝さんの家に帰って禰豆子と再会し、鋼鐵塚さんから日輪刀をもらってひと悶着が起こる……という展開になるのだが、『鬼滅の刃 ヒノカミ血風譚』でもキチンと、その流れを踏襲したシーンを見せてくれるからタマラナイ。
こういった原作を大事にしているゲームって、場面の切り取り方で作り手のセンスが試されると思うんだけど、個人的に、
刀の色が鮮やかなものになることを期待して鋼鐵塚さんが手をヒラヒラさせているシーンが大好きなので、そこがしっかりと活かされていたことに感激したわwww ゲームの進行には関係のないかもしれないけど、鬼滅っぽさを印象付ける場面として、十分にその役目を果たしていたと思ったね。
そしてここで、鱗滝さんから背中を押されて、いよいよ鬼殺隊の末端隊員としての活動が始まる。
「お前なら、大丈夫だ」
……短くも響く、師匠のひと言ッ!!>< ちょっとグッとくるよねここ!!!
思い出すなぁ……。まだ若かった古巣時代のことを。
俺は編集者でありながら「自分で書きたい!」という気持ちを抑えられず、管理職になってからも好き勝手に記事(『逆鱗日和』とかな)を書いていたわけだけど、ある日、直属の上司に、
「オマエはもう自分の部署を持っているんだから、記事は書かずにマネジメントに徹しろ」
と釘を刺されたことがある。一般的には至極まっとうな意見だったんだけど、書きたい俺は当然(?)ながら反発し、
「え。いや、それは、ちょっと……」
てな感じでお茶を濁した。そして後日、このときのやり取りを、さらに上の上司……っていうか我がボスに(誰だかすぐにわかるなw)報告したのである。
「書くことを控えろ、と言われました」
ってね。するとボスは「そうかw」とちょっと笑った後、これ以上ないくらい優しい口調でこんなことを言ってくれたのだ。
「君は、書き続けなさい」
鱗滝さんと炭治郎の会話を見て、当時のことが鮮明に蘇ったわ……。これを、走馬灯と言うのだろうか……。
そして場面はガラリと変わり、北西の町が舞台の第二章が始まる。
ここからは、
アニメそのままと言っても過言ではない美しく描かれた景色の中を、自由に、気軽に散策しながら情報を集める……という、いい意味でゲームらしいモードになる。
ところどころ、段差を乗り越えなければならない場面になると、
ヒュラ~~~……と伸びる怪しい光に導かれて接近すると、
おおおお!!! 屋根の上を軽快に移動することができる!!!
さらに……!
カメラの視点が引きになって、町を広く見渡せるアングルになったり!!
いやあ、改めて、よく作り込まれたグラフィックだなぁ……! まさに、アニメの世界を好きなように冒険している感じ……!
しかし、俺(ていうか炭治郎)はこの町に、バカンスで来たわけではないのだ。
若い娘さんがつぎつぎと消えている……という、おじさん的に非常に許しがたい事件が続発していると聞き、その調査にやってきたのである!!
よって、物騒なことも起こります。
バッシャーーーーン!!www
徐々にバトルの操作に慣れてきていたので、早く鬼と戦いたくて仕方がなかったのだww ガチャプレイじゃなく、キチンと呼吸を意識して技を出してやるぜ!!!w
そしてまもなく、この町の事件の大本である真犯人……!
“沼の鬼”とガチバトルだ!!!
続く!
▼前回の記事はこちら▼
『鬼滅の刃 ヒノカミ血風譚』
公式サイト:
https://game.kimetsu.com/hinokami/
発売日:2021年10月14日(木)
プラットフォーム:PlayStation 4/PlayStation 5/Steam/Xbox One/Xbox Series X|S
プレイ人数:1~2人(オンライン対応)
©吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable
©「鬼滅の刃 ヒノカミ血風譚」製作委員会
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