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【モンハンライズ】大塚角満の“逆鱗ぶいっ!”第86回 天彗龍バルファルク(2)|連載

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2021/12/13 18:00

大塚角満

ゲームライター、逆鱗日和の作者

大塚角満による『モンスターハンターライズ』のプレイ日記! 『逆鱗日和』から幾星霜--。舞台をVジャンプレイに移して、『モンハンライズ』で出会った毒にも薬にもならない日記をここから発信します!

恐ろしいモンスターと言えば……

 『モンスターハンターライズ』のひとつの区切りである、ハンターランク100の緊急クエスト“奇しき赫耀(くしきかくよう)”に、ついに打って出た老ガンランサー。

 そこで、他のモンスターとは一線を画する見た目と動きを誇る威容の古龍“バルファルク”と激突するのである。

 前回の記事ではその開幕で、

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 バゼルギウスのガンランス、バゼルギウスの防具、そして乗り物のバゼルギウスという“バゼル3兄弟”となってバルファルクに奇襲攻撃を仕掛けた……というところまで書いている。

 でも、こんな出会い頭の一撃はまさしく、野球で言うところのセーフティーバント、相撲で言うところのネコだまし、プロレスで言うところの毒霧攻撃みたいなものなので、主導権を取るまでには至らない。

 逆に、怒れるバルファルクに、

 「うぇーい!w うぇーーーい!!ww」

 と、こちらの印象付けを行ってしまったようなもので……!!

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 「ぎゃおぉぉおおおおお!!!!(怒)」

 ひぃぃぃぃぃぃ……!!!((゚Д゚;))

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 「ぎゃわぁぁぁああああ!!!!(激怒)」

 ひぇぇぇぇぇぇぇ……!!!(((( ;゚Д゚)))

 テオとも違う、クシャルとも違う、もちろんラージャンともジンオウガとも違う、まさにバルファルクだけがまとう一種独特な“異世界”の香り……。

 アシモフやディックの重厚なSFに出てきそうなそのフォルムは、対峙しただけで震えを催してしまうような、唯一無二の恐怖をはらんでいる。

 そんな、赤く燃えるバルファルクを向こうに見ながら、俺の思考は遠い12年前に飛んでいた。これを、走馬灯と言うのだろうか(わし、ちぬの?)。

 当時は、『モンスターハンター3(トライ)』を顔も本名も知らないネットの友だちと遊んでいたんだけど、彼らに騙されて(?)上がったばかりの上位の砂原に行ったときに……事件は起こったのだ。

 そのときの様子を綴ったエッセイを、ちょっと抜粋しよう。最近、抜粋がマイブームなのですw

 拙著『本日もただいま! 逆鱗日和』に収録されている、“イビルジョーの悪しき足音”の一節です。

◆◆◆

(前略)

 上位になったその日、俺はモンハンフェスタ09札幌大会の取材に備えて札幌市のホテルにいた。翌日は早くから取材に出なければならなかったが、念願の上位ハンターになれたことがうれしくてうれしくて、俺はまわりにいた友だち連中に「上位のクエスト行こうよ!! 上位上位!!」とわめきまくっていたのである(※作者注:当時は出張にもWiiを持って行って、ホテルで『モンハン3(トライ)』をしていたのだw)。

(中略)

 採集で大満足した俺は、「んじゃ、ぼちぼち運動でもするか」ってな感じのゆるーい気持ちで、Kちゃん、Hさんのいるエリア4へとやってきた。ハンターとは傲慢なもので、どんなにショボい装備であろうとも上位に上がった瞬間に、

 「俺、ベテラン。俺、強い」

 と思ってしまうからタマラナイ。武器の斬れ味はまだまだ悪く、防具の総防御力も100程度だというのに、すべての上位モンスターと対等に渡り合えると錯覚してしまうのである。それが、思わぬ大事故につながるとも考えずに……。

 上位モンスターの攻撃を1発食らうたびに回復薬グレートを飲むという、古いアメ車かロケットかと思えるくらい燃費の悪い立ち回りを続けていたとき、なんとなく狩場に、不穏な空気が流れた。まだそっちを見ていないのに、ザワザワと首筋の産毛が逆立つような恐怖の予感……。

 な、なにかが後ろにいる……。

 ふ、振り向いて確認したいけど、俺の深層心理が「絶対に振り向いちゃダメ!!」とマックスの危険信号を送ってきている。『モンハン』をプレイし続けた5年間、かつて一度も感じたことがなかった“圧倒的な終末の予感”が俺の五体を貫いた。や、やばい。逃げなきゃ! KちゃんとHさんも俺と同じタイミングで“招かれざるもの”の存在に気がついたらしく、狩場にふたりの悲鳴が轟く。

 「きたーーーー!!!ww ヒデ君(※注:俺のこと)、逃げて逃げてーーー!!!」

 「でたーーーー!!!ww ミドさん(※注:これも俺のことw)あぶなーい!!! 近寄っちゃダメーー!!」

 そしてその瞬間、狩場を流れる音楽の雰囲気がガラリと変わった。勇壮でもなく、迫力に満ちているわけでもないのに、ひたすら“恐怖”を喚起させる秀逸なBGM……。この曲に副題があったとしたら、それは間違いなく“破滅”であろう。

(中略)

 意を決して、俺は振り向いた。そしてそこにいた“存在”を見て即座に、「この世には絶対に近寄ってはいけないものが確実に存在する」という、大塚家に代々伝わる教えを鮮明に思い出した。子供のころ、父や母に「あそこにだけは何があっても近づいちゃダメよ、ヒデちゃん」ときびしく言われていた場所に、好奇心に負けて入ってしまったときと同じような恐怖……。名も知らぬこのモンスターが発散する絶望のエネルギーをモロに浴びて、俺の心は完全に恐慌を来たした。その恐ろしさは俺のリミッターを簡単に振り切り、「……見た目は怖いけど、じつはなんとかなるんじゃね?w」と気持ちを逆転させるほどに……(苦笑)。

 ホラ、こういうことってよくあるでしょう。前出の「行ってはいけない場所」と聞いたら即座に「行ってみたい!!」と思うし、「そこは触っちゃダメよ。うっふん♪」と言われたら瞬時に「触る触る!!」となるし……。あ、この例えはアレですよ。砦の決戦場でまだラオシャンロンが来ていないのに撃龍槍のボタンに気づき、「まだ触んなよ!」と言われたおかげで「触りたい触りたい!!」となってしまう……という意味だからね。……って、なんで言い訳しているんだ俺は。

◆◆◆

 記事タイトルにもある通り、これがあの“イビルジョー”と初めて遭遇したときのエピソードだ。この、上位の砂原で不意に出会うイビルジョーに関しては、次長課長の井上さんをして、

 「大塚さん……。『モンハン』をやっていて、あれほどの恐怖を感じたことはなかったですよ……」

 と真顔で話してくれたくらい、多くのハンターにトラウマを植え付けたのである。

 いま対峙しているバルファルクは、それとはまったく違うオーラをまとっているけど、何を考えているのか読み切れない“異物感”は、かのイビルジョーすら上回っているかもしれない……。

 しかし、ここで尻尾を巻いて逃げるわけにはいかない。

 まず、俺がやらねばならないことは……!!!

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 操竜したバゼルギウスで攻撃したことで、バルファルクの素材がたくさん落ちたんだよなwww これで、バルファルクのガンランスとか防具がリストに出るはずだぞwww やったやったwww 根こそぎ持って帰ろうwww うひwww

 落とし物集めwwww これを忘れちゃいけないよね!!!

 なんてことをのんびりとやっていると、すぐに……!!

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 「ぎゃおぉぉおおおおお!!!!(怒怒)」

 げっ……!! バルファルク、戻ってきた!!!(((( ;゚Д゚)))

 天彗龍との生存競争は、まだ始まったばかり^^;

 続く!

▼前回の記事はこちら▼

『モンスターハンターライズ』
発売日:2021年3月26日(金)
対応機種:Nintendo Switch
ジャンル:ハンティングアクション
プレイ人数:1人(オンライン:1~4人)
※インターネット通信プレイ、ローカル通信プレイ対応

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