使用デッキ:ザシアンV+ガラルニャイキング
前回はザマゼンダV入りのザシアンVデッキ(スピードザシアン)を使用しましたが、今回はそこから調整してガラルニャイキング入りの構築にしてみました。
バトルVIPパスを4枚採用。2ターン目以降余ったバトルVIPパスはガラルニャースの特性「しんかのおたけび」で捨てられるので相性が良いのではないかと考えました。
また、火力をなるべく上げるためにくちたけんを採用。「ブレイブキャリバー」が230ダメージで、ガラルニャイキングの特性「はがねのせいしん」で+20、さらにくちたけんで+30となり、合計280ダメージを狙える構築です。
来たるVSTARを一撃で倒せる火力ですが、VMAXには一歩届きません。そこで「はがねのせいしん」+ジュラルドンのワザ「メタルシャープナー」と合わせてVMAXを倒せるようにし、サイドを3-3で取れるプランもできるようにしてみました。
1戦目 VSミュウVMAX
後攻 5-6 負け
相手はバトル場にミュウV、ベンチにゲノセクトVスタート。
こちらはガラルニャーススタートと微妙でしたが、バトルVIPパスとクイックボールがあったので、ベンチにミュウ2体とザシアンVを立てました。入れ替え手段を駆使して「ふしぎなしっぽ」でデッキを回しまくり、バトル場にミュウ、ベンチにはザシアンV2体、ガラルニャース、ヤレユータン、ミュウが立ち、理想の盤面に。さらに手張り、メタルソーサー、「ふとうのつるぎ」で片方のザシアンにエネ3枚を一気に付けられ、これ以上ない立ち上がりへ。
相手2ターン目、メロエッタを展開してカミツレを使用。カードの知識がなさ過ぎて2枚とも初見だったので、急いで手元のスマホで調べましたが、メロエッタのワザ「メロディアスエコー」がやばそうな気がしました。
しかし、ベンチにゲノセクトが2体いたので、それを「ブレイブキャリバー」で倒していく立ち回り以外思いつかず、とりあえずスルーすることに。相手は順当にワザを使用し、こちらのミュウがきぜつ、サイドは先行されてしまいました。
こちら2ターン目、後ろのザシアンにエネルギーを手張り、ボスの指令を使用し、相手のゲノセクトをきぜつさせ、サイドを2枚取ります。
この後はお互い育ったポケモンでワザを打ち合うのですが、相手の場には他にはミュウVMAXが2体、ゲノセクトV、メロエッタ、オドリドリが並ぶ盤面。残り4枚のサイドプランをどうすべきか非常に悩みました。
①ゲノセクトV+ミュウVMAXを倒す(2-3)
②ゲノセクトV+メロエッタ+オドリドリを倒す(2-1-1)
③ミュウVMAX+メロエッタorオドリドリを倒す(3-1)
上記3択とも最低3回ワザを使わなくてはならないので、薄々負けそうだなという気配はありました。しかし良い立ち回りも浮かばず…。ただ、スピードザシアンはとにかく毎ターン「ブレイブキャリバー」を打つのが最善だと思ったので、難しいことは考えず、流れに任せました。
1体目のザシアンVを倒された返しのターン、デッキがうまく回らず、クロススイッチャーやボスの指令が使えなかったこともあり、ミュウVMAXにワザを打つことに。ミュウを盾にして後続のザシアンVを育てるプランもあったのですが、相手のボスの指令で崩壊してしまうのを嫌ったというのもあります。
その後は順当にミュウVMAXによって倒され、結果敗北。
この試合は最初の周りが良かっただけに悔しかったです。後から考えるとメロエッタの「メロディアスエコー」の連打が脅威であり、先にメロエッタを倒せばもう少し時間の猶予が得られたかもしれません。
それともうひとつ、対VMAXを想定したジュラルドンでしたが、先にサイドを1枚取られていると2-2-1というような時間稼ぎができず、結局出番があまり無いように感じました。
Vの数を調整されると2-2-2のプランが取れずに困ってしまうので、ジュラルドンよりもやまびこホーンのほうが良かったかもしれません。
2戦目 VSザシアンV
先行 2-6 負け
初めてのミラーマッチ、デッキシールドまで同じ。
こちらザシアンVスタート、相手はミュウスタート。
こちらの先行1ターン目、バトルVIPパスが引けていたのでミュウを2体ベンチに並べる。ミュウをバトル場に出すためになんとか入れ替え手段を引きたく、手札からガラルニャースを出してクロバットVの「ナイトアセット」を使用するも引けず、ベンチが圧迫されるだけの結果に。
さらにこちらの2ターン目、デッキの回りが悪くてザシアンVが育てることができず…。
相手のザシアンVがエネルギー2枚付いていたので、これはサイド先行されてしまうことを覚悟し、もう1体のザシアンVをベンチに立て、そちらのザシアンVで「ふとうのつるぎ」を使用してターンを返します。
相手の2ターン目、スマホロトムを入れている構築で、「さるぢえ」と「ふしぎなしっぽ」を駆使してデッキを回し、しっかりクロススイッチャーを使用、サイドを先行されました。スピードザシアンミラーマッチはおそらくサイドを先行したほうが勝ちます。
順当にワザを返していけば4-6で敗北するはずなのですが、ザシアンが育ち切らないターンがあり、2-6で敗北。
こちらは「はがねのせいしん」とくちたけんでタフネスマント込みでも一撃で倒せるものの、デッキの回りやすさで展開の差が出てしまった試合でした。
3戦目 VSれんげきウーラオスVMAX+インテレオンVMAX
後攻 6-4 勝ち
相手インテレオンVスタート、こちらザシアンVスタート。
相手は序盤にエネルギーやドローソースを引けず、何もせずにターンを返すこともありました。こちらはザシアンVの1体目が育った後は逆にやることがなく、ゆっくりデッキを回す展開に。
こちらがマリィを使ってから相手のデッキが回り始め、サイドは4枚取られたものの、危なげなく勝利しました。
途中でクロススイッチャーは相手のベンチにポケモンがいないときには使えるかどうか分からなかったので使わなかったのですが、調べてみると使えないようですね。前半に書いてある効果によって何も起こらないことが確定している場合は、「その後」の効果が使えないというのがポケカのルールのようです。
結果、事故ゆえの勝利ということもあり、そのままもう1戦しました。(3戦目が終わって結果を報告したあとは自由時間)
フリー対戦 VSれんげきウーラオスVMAX+インテレオンVMAX
先行 4-6 負け
こちらザシアンV、相手メッソンスタート。
初手何もできず、エネルギーを手張り、「ふとうのつるぎ」でエンド。この時点でデッキのバトルVIPパス4枚が無意味に。この構築の弱点です。
相手はメッソンの「どんどんよぶ」を使った分も含めてベンチにメッソン、テッポウオ、れんげきウーラオスV、インテレオンVが立ち並ぶという充当なペース。
こちら2ターン目、メタルソーサーでザシアンVは育ち切りましたが、クロバットVを使用してもミュウを入れ替えも逃がすこともできず、ワザを使えずにターンを返します。
相手は「うらこうさく」による安定した展開で、インテレオンVMAXの「ダブルシューター」やインテレオンの「クイックシューター」で場にダメージが蓄積されていきます。
こちらは進化前のウーラオスVを2体倒すことができたものの、ミュウVMAXの時のようなサイドプランの問題が発生。この時点でサイドは4-0だったので、勝てる可能性が高いと思っており、場に溜まったダメージの深刻さに気付いていませんでした。
途中で相手がチャーレムVを場に出した時にはもう既にHPが残りわずかのザシアンVが2体、嫌な予感…。「ダブルシューター」と「クイックシューター」で溜まったダメージに「ヨガループ」が炸裂し、ザシアンVがきぜつ。
次の追加ターン、ザシアンVとクロバットVもきぜつ、結局一気に6枚のサイドを取られてしまいました。相手ながら見ていて気持ちよかったです。
ということで記録上は1勝2敗ですが、実質3連敗とも言える結果でした。
今回の感想
試合内容
やはりVMAXがいる時のサイドプランが難しかったです。VMAX相手には4回「ブレイブキャリバー」を打てば勝てるかなと考えていたものの、実際は相手のポケモンがきぜつしないと動きが止まらないので、そううまくはいきませんでした。
また、VMAXがいる場合は非Vのポケモンへ「ブレイブキャリバー」を打つのに少し抵抗があるのですが、ジメレオンやインテレオンなどサポート系のポケモンを早めに倒すようなサイドプランを考えていく必要がありそうです。うまい人のスピードザシアンの立ち回りを見て勉強せねばと感じました。
構築について
ガラルニャイキングを入れると280ダメージが手軽に出せるので、TAG TEAMやVSTAR相手には強いのですが、前述のようにVMAX相手が課題になりそうなので、しばらくガラルニャイキングの出番はなさそうです。
バトルPIVパスはカード自体は強力なものの、特別ザシアンVデッキに最適というわけでもないかもしれません。初手に引いた試合が両方負けだったこともあり、安定性に繋がるカードが他にあればそちらのほうが良いかもとも感じました。
次回は12月24日開催
結果は残念でしたが今回も楽しかったです! 試合後の感想戦や雑談も魅力のひとつですね。立ち回りや構築などの話ができて有益でした。次回のオフィシャルリモートポケカは12月24日開催です。
いよいよ今週発売の「スタートデッキ100」でハイパーボールが再録され、エンテイVやライコウVといった注目カードも増えます。それらを含めたデッキ構築も次は出てくるのではないでしょうか。
特にハイパーボールは多くのデッキに採用できるので、デッキの回りやすさにどれくらい変化が出るか気になるところです。個人的にはレックウザVMAX+ライコウVのデッキを組んでみたい!
おわり
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