今回は2画面デバイス「Surface Duo 2」のレビューです。端末をお借りして1ヶ月以上使わせてもらった使用感をお届けします。マンガ好きが集まっているであろうVジャンプレイ読者の皆さまにはぜひとも触ってもらいたいデバイスでした!
マンガを読むのに最適すぎた!
Surface Duo 2は、2022年1月に日本でも発売となったデュアルスクリーン(2画面)のデバイスです。デバイスを開いて使う仕様で、左右の画面を1つの画面として使ったり、左右それぞれに違うアプリを表示させたりできます。
1ヶ月くらい使ってみた正直な感想を述べると、「2画面デバイスは普通のスマホともタブレットとも使用感が違って、デバイスとしてめちゃくちゃ面白い!」です。特にKindleでマンガを読む体験が凄いんですよ!
これまで、スマホ、Kindle、iPad Pro、iPad miniなど様々な端末でマンガを読んできましたが、Surface Duo 2は一番紙に近い感覚でマンガを読めます。思わず現在24巻まで発売されている『ワールドトリガー』を一気読みしてしまうくらい、素敵な読書体験でした。
また、「2つの画面に別々のアプリを表示する」「1つのアプリを両画面で使う」という体験が面白いんですよ。色々と模索してみた結果、僕は「ゲーム+他のアプリ」の使い方にハマっています(詳細は後述します)。
日常使いをするという点においては、おサイフケータイに対応していなかったり、2画面分の重さがあるのでちょっと重かったり、ポケットに気軽に入れられる大きさではない、などイケてないところもありましたが、デバイスの面白さが勝る体験価値アリのデバイスでした。
Surface Duo 2で僕が面白いなと思った使い方
Surface Duo 2で僕が面白いなと思った使い方を紹介していきます。どれもデュアルスクリーンを活かしたものです。
・両面でKindleを表示させての読書
・片面にGoogleマップを開きながら、片面でドラクエウォーク
・片面で攻略情報を開きながら、片面でスマホゲーム
・Surface Duo 2を横にして、上をゲーム画面、下をコントローラーとして使う
・片面にカメラ、片面に撮った写真を表示
・片面に写真、片面に編集画面を開いての写真編集
・Twitterなどで上を投稿画面、下にキーボード
・片面にコピペしたい文章やデータ、片面にメールや文章表示などでスムーズにコピペ
・テント状にしてNetflixやYouTubeの再生
何度も言ってしまっていますが、Surface Duo 2でのマンガ体験はヤバいです。何が凄いかって、ヒンジ部分。良い感じの開き具合で読めるので、単行本を読んでいるような角度でマンガが読めるんですよね。角度があることで持ちやすくもなり、読みやすくなる、というのは盲点というか、新しい気づきでした。あと、ページをめくる演出があるのもポイント。この演出があることで、紙で読んでいる感覚により近づけます。
あと、スマホゲーをするのにもめちゃくちゃ最適です。特にドラクエウォークとの相性は抜群でした。ドラクエウォークやポケモンGOなどの位置情報ゲームって、遊びながら目的地に向かうことが多いのですが、入り組んだ場所だったり、初めての場所だったりするとGoogleマップと交互にアプリを表示させながら向かうことが多いんです。これが地味にストレスなのですが、画面が2つあるとどちらも表示できるのでストレスから解放されました。それに、位置情報ゲーム以外でも攻略情報を開きながらゲームが遊べるので捗ります。
あと、Xbox Game Pass Ultimateの体験も良かったです。下画面にコントローラーを表示させて、『Minecraft Dungeons』や、『アストリア アセンディング』などのRPGも普通に遊べました。本格的に対応するゲームなんかが出てきたらニンテンドー3DSのような遊び方もできそうです。
日常使いで感動したのは、Surface Duo 2の写真撮影と編集。Surface Duo 2は外側に3つのレンズが付いています。レンズは、f/1.7の12メガピクセル望遠レンズ、f/2.4の12メガピクセル広角レンズ、16メガピクセルの超広角レンズで手ぶれ補正機能も搭載。けっこういい感じのカメラ性能なのですが、面白いのは撮影体験です。
Surface Duo 2でカメラを撮ろうと思うと、片面にファインダー、片面にその前に撮影した写真を表示できます。要は、撮った写真を隣の画面ですぐに確認できるわけです。これ地味に便利じゃないですか? スマホにしても一眼にしても撮った写真を確認するには何かしらのアクションが必要ですし、それを見ている間は撮影ができません。でも、Surface Duo 2ならできるわけです。
そして、写真編集が凄い。こちらがその画面ですが、片面に写真、片面に編集画面を表示できるんですよ。だから、細かい調整が簡単にできます。これは驚きでしたし、めっちゃ編集が捗りました。ただ、1点残念な点も。それは、標準アプリのみ可能なところ。PhotoshopやLightroomなどのAdobeアプリなどは、まだ対応していないんですよね。他のアプリも対応してほしいなと切実に思います。
ほかにも面白いポイントはたくさん
Surface Duo 2は、前述の通りヒンジがイケているので上記左画像のように自立します。また、上記右画像のようにテント状な形にもなります。これらの形になることで、TwitterなどのSNS投稿や文章を書くときに、下画面にキーボードを表示させて視認性良く文章を書けたり、NetflixやYouTubeを見やすくなったりします。
ほかにも、2画面を活かすとコピペがしやすかったりするので、片面にコピペ元、片面にメモをとっているアプリを開いて左右をなぞるようにコピペなんてことも。僕はエンタメ使いばかりでしたが、片面はTeamsなどオンライン会議アプリでMTGをしながら、片面でメモをとる、コメントを入れるなどビジネス用途でも便利に使えます。
使い始めると「これとこれをセットで使ったら捗るんじゃないか」みたいなことが浮かんでくるのもSurface Duo 2を使っていて面白いところでした。
まとめ
今回は、Surface Duo 2のレビューをお届けしました。めちゃくちゃ面白いデバイスだったので皆さんにも触って欲しいなと思います。ただ、値段(定価)が18万4580円からなので気軽に買えない、気軽におすすめできないのが難点です・・・・・・。とはいえ、家電量販店に実機が展示されていたりもするので、ぜひデバイスに触ってみてください。
それでは!
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