Vログ

前略、ミチの上より03

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2020/07/30 10:00

狂い咲きサンダードーロ

ドーロウォリアーズ

週刊少年ジャンプの歴史に燦然と輝く、言わずと知れた超ヒット作!!
『NARUTO-ナルト-』が持つ魅力の本質について、書く!!

『NARUTO-ナルト-』は「誇り高き失敗者たち」の物語である ――――っ!!

飛び交う術、刃を交える忍たち…。本作の魅力を挙げればキリがない。だがわしは敢えて本作の本質を、ひと言に集約する。

『NARUTO-ナルト-』とは、「誇り高き失敗者たち」の物語である――――っ!!

本作に登場する無数の忍たち。
ある者は里の威信を背負い、ある者は友との約束を背負い、ある者は野望を背負い、ある者は愛を乞い、愛に生き、平和を求めた…。

だが、忍界開闢以来、いかに強大な力を誇った忍であれ、英雄であれ、忍の神とうたわれた初代火影・千手柱間であれ、果ては六道仙人こと大筒木ハゴロモであれども、本作に登場する忍たちはその誰もが、志半ばにしてこの世を去る。または誰もが平安を求め戦いながら、争いを終わらせるには至らなかった。

彼らは皆、苛烈に雄々しく、美しく儚く、そして誇り高く生きた「失敗者たち」であるーーーーっ!!

しかしながら唯一、忍界にはびこる因縁を、憎しみを、怒りを乗り越えて平安の時を獲得するという偉業を成し遂げた者がいる。

それは幼少期より忌避の目を向ける里の人々を憎み、出生に悲しみを背負い、そして誰よりも失敗を繰り返し、それでも自ら忍道を見出し、まっすぐ自分の言葉を曲げず夢を追い続けた「誇り高き失敗者」うずまきナルト。

だがその偉業は、ナルト独りで成すことが叶わなかったのは言うまでもあるまい。

ナルトに近しい存在で数えるならば、はたけカカシ。彼は不名誉の下に父サクモを喪い、愛してくれたのはらリンを自ら手にかける事となり、友であったうちはオビトは第四次忍界大戦の引鉄を引き、愛弟子うちはサスケの里抜けを止めることもできなかった。しかし最後の最後、彼は六道仙人からこう讃えられるのだ。「よくぞ皆を導き 母を封印してくれた これこそ神の御業よのう」。はたけカカシは失敗者だ。しかしカカシが師であり導いたからこそ、ナルトの偉業は成されたのである。

ナルトの師といえば、自来也を忘れてはいけない。彼こそはまさに天晴れ、失敗者の中の失敗者である!!友であった大蛇丸の里抜けを止められず、師である猿飛ヒルゼンを救うことができず、弟子の長門は忍界の脅威ペインとなり、その手によって非業の死を遂げる。しかし自来也の愛弟子であった波風ミナトとうずまきクシナが愛を育み、自来也の著書『ド根性忍伝』の主人公からナルトは名付けられ、その著者によって長門は会心し、その著者に記された主人公の様に、ナルトは里を、そして忍界を救うこととなった。

枚挙にいとまが無いのでこの辺りに留めるが、この様に無数の「誇り高き失敗者たち」の上にこそ、「誇り高き失敗者」ナルトの偉業は為されたのだ。

『NARUTO-ナルト-』が本質的に優れているのは、「誇り高き失敗者たち」の歴史を描きながら、その先の先に、唯一の微かな光を描き切ったことにある。連綿と続いた彼らの「失敗」が、決して「無駄」ではなかったのだと教えてくれるのだ。

「失敗」とは酷く惨めな字面の言葉である。
しかしながら、失敗のない人間など、某テレビドラマの医者以外にはいないだろう。
つまり失敗は終わりではないということだ。
過酷な運命の渦中にあろうと、自分がその運命に「諦めるのを諦めさせた」なら、やがて光は見えるのである――――っ!!

『うずまきナルトの失敗学』という名の書籍でも出版された暁には、わしは是が非でも読んでみたい!!

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