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僕のマンガ履歴書2(高校生時代~現在まで編)

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2020/10/15 19:27

小高和剛

ゲームクリエイターの小高です。

前回からの続きです。
42歳、職業ゲームクリエイターの小高和剛が、どのような漫画と共に成長してきたのかを書きます。

君がどんなマンガを読んできたか言ってみなさい。君がどんな人間であるか当ててみせよう。

高校時代は青年誌が大盛り上がり!

という訳で、前回からの続きです。
普通の感覚で言うと、中学から高校に進むのって、それまでの人生において結構な変化だと思うんですけど、僕の場合は中高一貫の私立校だったので、ほとんど変化はありませんでした。
友達も通う校舎も一緒で、相変わらず周囲に女子はいませんでした。
ただ、僕の中でなんとなく意識の変化はありました。
ファッションやクラブミュージックが好きになり、カラオケに行ったり、たまに女子高と合コンしたり…要は、それなりに遊ぶようになったって事ですね。
それでも、僕は部活に入っていなかったので、まだまだ大いに時間を持て余していました。
その時間を、音楽漁りやゲームセンター、小説やマンガに費やしていました。
その頃も、中学時代と同じくあらゆるマンガ雑誌を仲間内で回し読みしていましたが、特に青年誌のマンガが盛り上がっていたように思います。
1990年代中頃あたりですね。
僕としても、それまで見たことないような個性的な世界観や設定のマンガに夢中になりました。
たとえば『寄生獣』『無限の住人』『超・学校法人スタア学園』『勇午』『隣人13号』や、ギャグ系でいうと『行け!稲中卓球部』『GOLDEN LUCKY』などですね。
それに、今でも大好きな『銃夢』や『ベルセルク』との出会いもこの頃でした。まぁ、この2作品については僕が語りだすと長くなるので、割愛します。
少しマニアックなところで言うと『国民クイズ』や『BLACK BRAIN』も好きでした。
『国民クイズ』はそのディストピアな世界観が最高で、『BLACK BRAIN』はとにかくぶっ飛んでて危険なマンガです。
ただ、それらのマンガの中でも、特に思い出深いのが『ドラゴンヘッド』です。
『ドラゴンヘッド』の第1話を読んだ時の衝撃は、今でもはっきりと覚えてます。
通学中に、友達から「ヤバいの始まったよ」と渡されたヤンマガを読んで、本当にひっくり返るほど衝撃でした。
当時は『漂流教室』なども知らなかったし、本当に今までにない展開をするマンガでびっくりしました。
3巻くらいまでは、毎週ワクワクしながら読んでました。
今でも『ドラゴンヘッド』の冒頭の掴みは、本当にすごいと思っています。

大学時代はアート系マンガ!

高校を卒業し、僕は日本大学芸術学部の映画学科という、映画を勉強する学科に通う事になりました。
実は、それまでそんなにたくさんの映画を観ていた訳ではなかったので、入学後に慌てて貪るように観始めたのを覚えています。
そして環境も大きく変化しました。6ぶりの新しい校舎! しかも、周囲には普通に女の子がいるじゃないですか! こんなにたくさんの女子がいる光景も6年ぶりだ!
だって、校舎のトイレも男子トイレだけじゃなくて、女子トイレがちゃんとあるんですよ! 驚きますよね!?
結果、大学生活を満喫しようと、僕はサークルに入ったりして(と言っても、真面目に映像を作るサークルですが)、バイトまで始めたので、結構忙しくなって、この頃は少しマンガからは離れた時期かもしれません。
ただ、ジャンプは相変わらず読んでましたね。たまり場の部室に誰かが買ってきたジャンプがあり、ない場合はしぶしぶ自分でも買いました。
で、そんな時期に好んで読んでいたマンガなのですが、周囲にアーティスト志望が多かったせいか、エンタメというよりもアート色の強いマンガが多かったですね。
作家で言うと、松本大洋さんが特に好きでした。
初めて読んだ時に、そのセリフのセンスの良さと独特な絵柄、何よりビシッと決まったカッコイイ構図に痺れまくりました。
岡崎京子さんの描く人間の生々しさにも衝撃を受けましたし、魚喃キリコさんの感情の切り取り方にもグッとさせられました。
他には、よしもとよしともさんのテンポ感も好きだったし、古屋兎丸さんの『Palepoli』とか、本当にアートですよね。
雑誌の『COMIC CUE』も大好きでした。
さっき挙げたような個性的な作家が集まっている雑誌なのですが、特に第2号のカバー企画は素晴らしかったです。
色んな昔のマンガを、これら個性派作家がカバーするという企画なんですけど、松本大洋の『ドラえもん』なんて、松本大洋以外の何物でもありませんでしたね。
他には、大学の頃の友人がガロ系のマンガが好きで、彼の家でそれらのマンガを読み漁ったりしてましたね。
こんなアンダーグラウンドなマンガがあるんだと驚いたのを覚えています。

大学卒業後、暗黒時代へ…

無事に大学を卒業したものの、在学中は映画作りに夢中で、就職活動もロクにしていませんでした。
そのせいもあって、将来の展望も大して決めていなかったので、その後はしばらくフラフラする羽目になります。
映画製作現場に助監督で行ったり、自主映画を作ったり、ゲームショップでバイトしたり、ネット巡回のバイトをしたり。
とにかくロクに稼いでないのに、夢ばかり膨らんでで、何者でもない自分に腹が立って情けなかった思い出しかありません。
そんな風に、僕は大事な20代を浪費していました。
この頃好きだったのは、また原点に戻ってエンタメとして優れているマンガでしたね。
『DEATH NOTE』や『魔人探偵脳噛ネウロ』や『天使な小生意気』や『鋼の錬金術師』が好きでした。
お金はなかったですけど、アルバイトしていたゲームショップは、中古のゲームだけではなくマンガも扱っていたので、そこで片っ端から読んでましたね。僕がゲームを一番やったのもこの頃です。
結果的に、この頃にたくさん吸収した事が今の仕事にいきているので、人生とはなかなか想像通りには進まないものですよね。

ゲーム業界に入ってからは、勉強も兼ねて!

それから色々あって、僕はゲームクリエイターという職業に、本腰を入れて取り組むようになりました。
そこからは勉強もかねて、またあらゆるマンガを読むようになりました。
特に、僕はゲームシナリオの仕事だったので、今流行っている物をちゃんと追っておきたいと思うようになりました。
そうして今に繋がります。
今は、ネットマンガも含めると、とにかくマンガの数が多くて、なかなか気付けない名作も多いですが、誰かが面白いといったものはとりあえず読んでみる事にしています。
マンガを読んでないと、今の若い子の感性がどんどんわからなくなっちゃいそうな気がしますし。
僕は決して「たくさんマンガ読みまくってます!」と言えるほどは読んではいませんが、それでもやっぱりたくさんのマンガを読んできました。
それぞれの時代で、僕自身の好きなマンガはコロコロと変わっていますが、それでもマンガをずっと読み続けているのは、もはやマンガが趣味というよりは、僕の人生に根付いてしまっているんでしょうね。『キン肉マン』で出会ったあの頃から。
おじいちゃんになっても、マンガはずっと読み続けている自信があります。
もちろん、ジャンプもね。

いやー、マンガって本当にいいものですね!

漫画
漫画好き

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